ひかりoneで他のルータを使う方法をまとめてみます。
付属のルータ(HGW)は「BL190HW」というもので、ひかりone自体はDHCPによってグローバルIPアドレスを割り振っているようです。この時にHGWのMACアドレスを参照しているため、他のルータなどに置き換えた場合、正常にIPアドレスが割り振られません。
MACアドレスをHGWのものに書き換えることが出来るルータならば、恐らくそのまま置き換えることが出来るのではないかと思います。
ひかりoneギガ得プランでRTX1200 – フタなしカンヅメ
今回は手持ちのRTX1200を使いたいので、MACアドレス書き換えなどは使えません。
ですので、RTX系ルータを使う場合はHGWを間に接続する必要があります。
+-----+ +-----+ +-----+ | ONU +----+ HGW +----+ RTX + +-----+ +-----+ +-----+ DHCP(*1) DMZ(*2)
*1) DHCPでグローバルIP割り当て
*2) HGWのDMZを使ってRTXにそのまま流す
上の図のように各機器を接続します。
HGWの代わりにRTX1200を使いたいので、HGWのDMZ機能を使って全てのパケットをRTX1200にそのまま流します。
以下のようなローカルネットワークを構築することにします。
HGWとRTX間のネットワークは、192.168.99.0/24 HGWのDMZホスト機能をオンに設定し、192.168.99.2をDMZのIPアドレスとして設定 --- DMZで設定した「192.168.99.2」を使ってHGW-RTX間で通信 RTXにぶら下がってるネットワークは、129.168.101.0/24 RTXの下に「192.168.101.2」としてサーバを1台設置 「192.168.99.2」と「192.168.101.2」を静的NATを設定
192.168.99.2 | +-----+ +-----+ +-----+ +-----+ | ONU +----+ HGW +----+ RTX +----+ P C | 192.168.101.2 +-----+ +-----+ +-----+ +-----+ 192.168.99.0/24 192.168.101.0/24
RTX1200には以下のような設定をします。
ip route default gateway 192.168.99.1 filter 1001 lan type lan1 auto port-based-option=divide-network ip vlan1 address 192.168.101.1/24 ip lan3 address 192.168.99.2/24 ip lan3 nat descriptor 1 ip filter 1001 pass 192.168.101.0/24 * * * * nat descriptor type 1 nat nat descriptor address outer 1 192.168.99.2 nat descriptor address inner 1 192.168.101.2 nat descriptor static 1 1 192.168.99.2=192.168.101.2 1
LAN3ポートにHGWを接続し、LAN1ポートのvlan1にサーバ側のLANを接続します。
フィルタリングは何もしていませんので、各自環境にあった正しい設定をおこなったほうがいいと思います。
ど素人なので参考程度にということでお願いします。